2005年05月05日

始末屋ジャック 見えない敵(あと、銀河ヒッチハイクガイドが!)

「始末屋ジャック 見えない敵」(原題:Hosts)です。

「ザ・キープ」から始まるアドヴァーサリ・サイクル、またはナイトワールド・サイクルと呼ばれる一連の作品の著者であるF.P.ウィルスンの人気シリーズ「始末屋ジャック」シリーズの最新刊です。第1作の 「マンハッタンの戦慄」が映画化進行中とのこと。(ジャック1人が主人公ではない 「ナイトワールド」も入れて)6作目の本作の邦題には、しっかりと「始末屋ジャック」の文字がついています。映画化の布石か?また、今回の話はぐっと異界色が強くなってます(「ナイトワールド」の2年前という設定の話)。個人的には 「神と悪魔の遺産」あたりで少しタルい感じがあったので、このままナイトワールド調の世界へ突っ走って欲しいところです。また、サスペンス的要素もありで、 正体がばれそうに!爆弾魔に狙われて!ああ〜頭に電波が〜!みたいな感じで次々に読ませています。大瀧啓裕氏には早く次回作を訳して頂きたいものです。

余談:セマリングLM4(ジャックの銃。スライドを"前に"引くことで装填する珍しい銃。外見はオートマチックだが、1発打つ毎に装填作業が必要。)は今回以降使わなくなるみたいですが、「ナイトワールド」では使ってたような気がする。作品を統合化すると、必ず「ズレ」はでるのでしょうがないか・・・S.ハンターの一連のシリーズ(スワガーサーガ。 極大射程とか。)も統合化で日付が合わなくなったようだし。あと解説見てわかったんだけど、ラコシってラクシャサ(羅刹)がモデルだったんですね。知らなかった。

 

オフトピック

「銀河ヒッチハイク・ガイド」が初登場首位 北米興収

マジか!映画になってたのも知らなかったけど。いい機会なので復刊してください新潮社様。ついでに幻の「三部作なのに第4巻」も出版して。

古本屋あたりで見かけることがあったらシリーズ全3巻買ってください。「生命と宇宙と万物についての究極の疑問」に対する答えが書いてあります。 本当です。

あと、知らん間にグイン・サーガが100巻だそうで。1巻が出たのは私が中学生だったなあ。100巻で完結じゃなかったのか。

posted by elmer at 11:46| Comment(0) | novel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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