2008年07月05日

ピンボール回顧録(漫画FLIP-FLAP)

クアッツン!!(1クレジット追加の音)

それは今から20年くらい前のこと。
ぎりぎり補欠で大学に滑り込んだ僕は、勉学に身を入れるわけでもなく、さりとて青春を謳歌するというほどの思い出を作ることも無く、 コンパで酒を飲んでゲロを吐いたり、スクーターを買うためのアルバイトをしたり、 さして上手でも無いのにゲームセンターに通っては遊んでいた。
良く行くゲームセンターにはピンボールマシンが設置されていた。「マイアミバイス」とか「F-14トムキャット」、「ピンボット」 なんかだったと思う。ほかにも「ファイヤー!」とか「サイクロン(だったかな)」が入っていた。別の店には「ハイスピード」とか 「バンザイラン」もあったと思う。誰かが「ピンボット」 でフリッパーの間にあるピンにボールを偶然乗っけて安定させてしまったことは珍しくて今でも覚えている。

ピンボールの操作体系はとてもシンプルだ。ボールを打ち出すプランジャーとフリッパーを操作する2つのボタンだけ。 最低4方向か8方向のスティックと大抵2つ以上のボタンを使うビデオゲームと比べれば、操作する部分は少ない。
しかし実際は台を微妙に押す(揺らす)ことにより、ボールの軌道をある程度制御できる要素があり、やりこんだ人と初心者の差はかなり大きい。 台の押しすぎはセンサが感知し「TILT」という無常な表示(フリッパーが動かなくなる)を示すが。
最初は左右のフリッパーボタンを同時に押したり(これはド初心者しかやらない最初の禁則事項)しながらも、そんなことが段々わかってきて、 時々僕はピンボールで遊んでは暇を潰していた。

精妙なプランジャの力加減によるルート調整。微妙なタイミングでフリッパーを弾き、倍率を上げるループを通し、ホイールを回す。 ターゲットを倒し、レーンを駆け巡るボール。はねるバンパー、キャッチされマルチボールとなるギミック。そして、 ハイスコアを上げたプレイヤーはアルファベット3文字をその機械に刻みつける。設定された点数を上回った優れた (またはゲーム終了後のナンバーマッチに成功した幸運な)プレイヤーに、1クレジットを追加するソレノイドの、 クアッツン!!とびっくりする程やたら大きな音が祝福してくれる。
結果としては他の上手な人に比べ初心者の域を出ない技量ではあったけど、僕も(調子がよければ)1クレジットを点数で追加することもあった。

ゲームセンターでピンボールをプレイする、いや、ゲームセンターでゲームをやる、という行為に「適当に暇を潰す」 という以外に何があるのか?という疑問を持つ人がいるかもしれない。
見返りもなく、投入したコインはただプレイの代償として消えていく。
上達するために投入した時間・金を考慮すれば「お前はアホか」と言われかねない。

FLIP-FLAPはピンボールを主軸とした珍しい漫画だ。 あえてジャンル分けすればラブコメなのか。
しかし、この漫画には、その「無意味な」行為になぜ本気で打ち込む人々が存在するかのヒントが隠されている、と思う。
かつてゲームセンターでピンボールをプレイしたことのある人々に読んで欲しい良作。
作者の「とよ田みのる」という人は何歳くらいなのか。少なくともゲームセンターにピンボールがおいてあった頃の世代には違いない。
ボールがロストするとき、ボールが「サイナラー」とか「ジャナー」とか「マタネー」とか言っているのが、「わかってるなあ」と思った。 本当にそう見えるんだよなあ、あの時って。

 

あの頃から数年が経った後、僕はなんとか就職して、ゲームセンターにも段々行かなくなった。そもそもゲームではないものや、 そうでなければあまりにも熟練者向け過ぎるビデオゲームしかなくなったためだ。
機械部品が多く維持が大変で収入の少ないピンボールは、姿を消しつつあった。
ある時、近所のボーリング場のパチンココーナー(ゲームコーナーではない)に、昔プレイした「ファイヤー!」が置いてあったのを見つけた。
メンテナンスをしばらく受けていないに違いないその筐体は、バンパーやいくつかのギミックがおかしかったが、 なんとか1クレジット分の点数を稼ぎ出し、あのうるさい音を久しぶりに聞いた。
そして、ナンバーマッチで再度1クレジットが追加されたとき、嬉しいけど寂しいような、なんだか不思議な気分になった。
今ではもうピンボールを遊ぶこともないが、そんな事に夢中になる時期があっても良いと思う。多分。

posted by elmer at 19:01| Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月22日

石川賢の訃報を聞く

本当は昨日書いたやつです。多忙のため本日up。あと風邪ひいたかも。

北海道某市に出張してました。津波でフェリーが遅れかけた。
出張中に奥州の若大将(仮名)からメール。
石川賢(漫画家)がなくなったとのこと。

結構ショックだった。
もう、「これから地獄を見せる男」は見れないのか・・

神隼人
ネーサーのこの人とか

田村少佐
二○三のこの人とか

赤尾虎彦
内閣特務捜査官のこの人とか。

でも一番読み返し率が高いのは爆末伝かもしれない。
あと五千光年の虎の第1話。
もっと漫画を書いていて欲しかった。

posted by elmer at 19:53| Comment(2) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月15日

指挟んで思い出した漫画

小指を挟んでしまった。でかくて重い鉄製の箱(通称カンオケ)のフタがロックされてなくて、動かすときにそこに指が入ってしまった。 確かいつもロックしてるんだけど。内出血。いてえなあ。小指の色違うよ。

あ。

カリュウドか俺は。

ということで、30年以上?前の懐かし漫画「カリュウド」を思い出してみよう。

うろ覚え「カリュウド」のあらすじ

実験的手術により脳の病気から復帰した高校生。その手術は、一部の脳組織を他人より移植するという方法だった。 提供された脳組織は連続殺人を重ねた死刑囚のもので、死刑直前に(肉親に残してやるものはこれだけとか言って)小指を噛み切っていた。 移植手術以来、その高校生は悪が行われているのを感知すると、小指が変色し疼き、死の裁きを下す処刑人となるのだった。という出だし。 あとは1話完結型で、悪事行われる→処刑人が感知→えげつない手口で復讐、という手順で話が進むのだった。

処刑人がいかにえげつない手口で復讐するか、という点にのみ見所が集約されているところがわかりやすい。 毎回殺しの手口が違う必殺仕事人みたいなもんでした。えげつない殺しの例を紹介できないのは勘弁して欲しい。持っていたのは1巻だけで、 それもすでに持っていないから。(悪人の娘を使って彫像を作って、見事な彫像だ! といかいってるそばから石膏が剥げて死体が出てきて悪人絶望、というのはあった気がする。)こんな殺伐とした話を描いていた望月あきらは、 なぜか「ゆうひが丘の総理大臣」でヒットを飛ばしてしまうのだった。嗚呼。

ということで、話が違ってたらすみませんが教えてください。 最近小指が挟まれたり中指がノコギリと友達になったりあんまりいいことありません。そういえば「薄い紙で指を切って〜」 ていう出だしの曲のCDを買いました。

posted by elmer at 07:20| Comment(4) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月02日

クロウ 飛翔伝説(やっとDVD化)

カラスは見るなと言った

しかし男は見てしまった 愛する女が蹂躙され殺されるのを

潰された左眼 そして命の灯が消える直前の右眼で

死んだ男にカラスは告げる

サァ行クゾ 責任ヲ果タセ

日本における「クロウ 飛翔伝説」は、ジェームズ・オバーによるコミックを1994年にキネマ旬報社が、映画化に合わせて翻訳・出版したものです(すでに絶版)。復讐のヒーロー、という構図はほかの映画や漫画にも良く使われるプロットなのですが、なぜかクロウだけはとにかく思い入れがあります。なぜかは自分にもわかりませんが。いずれ、自分にとっては最も思い入れのある作品の1つです。

映画化ののち、TVシリーズ、続編の映画等も作られた模様ですが、Webサイトなどを見るとあまり評判はよくないようです(でもすぐにDVDになってる)。

今回、映画本編がやっとDVD化決定しました。8月19日発売(1000部限定)。

映画自体はコミックスの映画化というよりも、ブルース・リーの息子であるブランドン・リーの遺作として有名なのかもしれません。

posted by elmer at 23:19| Comment(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月19日

この人の名は

新聞を読んでいると、本の広告があった。

著者の名は天外伺朗・・・って手塚治虫の「奇子」のキャラクターじゃないか。

やっぱり、兄貴が眼窩に爆弾を隠してたり、妹でかつ姪と×××でだったりするんでしょうか。

そういえば、来留間慎一(漫画家、現在はその名前は使ってないらしいが)は、

「魔獣戦線」の石川賢先生の了承は得たのだろうか。

そういえば銃夢ハンドルネーム問題は以下略。

posted by elmer at 17:23| Comment(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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